キミトボクノハナシ

創作します

夢の君

不思議な夢だった

 

夢の中で君と出会い

夢の中で結婚し

夢の中で幸せに暮らした

 

でも夢の中で

自分が夢の中にいる事に気づいてしまった

夢の中で

この夢が覚めないでほしいと願った

願えば願うほど

それが虚しい願いだと感じた

 

夢から目覚めた

 

二度と会えない君

ボクはたしかに夢の中で君の名前を呼んでいた

でも思い出せない

 

君の名は?

 

時が流れ

いつかボクは

君の名前だけではなく

君の事も忘れてしまうのだろう

 

だから今

ここに記しておく

 

夢の中の名も知らない君が

いつまでも幸せに暮らしていてくれますように